すあまの迷いっぱなし人生   笑って悩んで

独身中年、借金あり。生活を立て直し、5年後には田舎でのんびり生活したい。

いちばん断捨離したいもの…デパスという抗不安薬

すあまです。おはようございます。

今、いちばん断捨離したいものは「デパス」(エチゾラム)という薬です。

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20代前半、唐突にパニック障害という病気になりました。

最近は芸能人の方もこの病気で休養したりと、だいぶ認知されてきたような気がします。けれど発作になった人にしかわからない辛さがあります。

発作が起きなければ普通に生活できるので、周りに理解されないことも辛い一因です。

 

パニック障害ってどんな病気?

突然理由もなく、動悸やめまい、発汗、窒息感、吐き気、手足の震えといった発作を起こし、そのために生活に支障が出ている状態をパニック障害といいます。
このパニック発作は、死んでしまうのではないかと思うほど強くて、自分ではコントロールできないと感じます。そのため、また発作が起きたらどうしようかと不安になり、発作が起きやすい場所や状況を避けるようになります。とくに、電車やエレベーターの中など閉じられた空間では「逃げられない」と感じて、外出ができなくなってしまうことがあります。
                         厚生労働省HPより引用

 

私の場合、自分で自由に移動しづらい空間、例えば、バス・電車などの乗り物、映画館、劇場、コンサート、レジの列、歯科、会議、友人と2人で食事などの場面でよく発作が起こります。

劇場などは、通路側の席だと気が楽なので軽い発作で済みます。ど真ん中の席と取り替えてくれる人はいないかなーなんて思いながら、薬を飲んで耐えていることもあります。最悪、薬を飲んでもだめなときは、その場所に行けたことで良しとします。あまり後悔しないことを心がけています。

発作が始まりそうになったら、薬を飲むと5分くらいで楽になってきます。でも始まってしまった発作は30分くらい続きます。

 

症状は似てるけど人それぞれ

私は、動悸、震え、悪寒、下痢、頻尿、めまい。

特に下痢と頻尿は、お腹の中がカラになるまで続きます(トイレに10回くらい行く)。

本当に辛いんですよこれ。ある程度静かで人があまり来ないトイレじゃないと落ち着かないので…。

ひどい時は、電車に乗って一駅で降りてトイレ行ってまた電車に乗って、のループ。

品川から渋谷(5駅)を2時間半かけて移動しました。

別の日は、悪寒がひどくて動けなくなり、品川のビシネスホテルに震えながらチェックインしたり。

でも死なないってわかっているので、なんとか薬を増やしてこらえます。

 

という感じで、デパスエチゾラム)とおつきあいしてきたのですが、近年、依存性が高いことがわかり、安易に処方しないと国からのお達しがありました。

処方はしてくれるのですが、1日最大3mgまでになりました。うう〜。

 

ある日、風邪から体調を悪くし、別の薬を飲んでいたので、デパスの服用を勝手に止めました。するとせん妄や頭痛、肩こり、体の力が入らない、何もしたくない、食べたくない…という症状が出ました。

まあ、風邪で体力が落ちているのだろうな、なんて思っていたんですけど、デパスを飲むと治るんです。デパスが体から抜けた時に起こる「離脱症状でした。

怖くなり、即、心療内科へ行くと「依存症なので徐々に薬を減らしていきましょう」と提案され「はい」と返事をしたものの、手持ちの薬が減るのがすごく不安。

私は薬とうまくつきあっていたはずが、依存症になってました。

依存症になって初めてデパスをやめようと思った

そもそも中年になって、無謀にも職を探すなどという人生設計は私の中にはありませんでしたが、この病気を隠して仕事をしてきたせいで、辞めることになった会社も少なからずありました。

薬を飲まなくなったら運転免許を取りたいし、海外旅行もしてみたい。

何より健康を取り戻したい。

今、いちばん断捨離したいのはデパス。慎重にやっていこう。