仕事の打ち合わせと言われ向かった先は、マルチ商法のセミナーだった（怒）

すあまです、こんにちは。

今、絶賛求職中なんですが、最近知り合った人から「仕事を頼みたいから打ち合わせをしましょう」って言われて、行ってみたらマルチ商法（ネットワークビジネス）のセミナー会場だったんですよ（怒）。

デザイン業の端くれですが、打ち合わせをして、見積もり額と納期がOKなら仕事開始、合わなければお流れ。…なのでよっぽど怪しくなければ、とりあえず話は聞きに行きます。

でもカモにされるとは思わなかったな。何かそういうのに引っかかりそうな雰囲気が出ていたのでしょうか？自分ではさっぱりわからないです。

マルチ商法（ネットワークビジネス）がどんなものかは説明しなくてもだいたい想像はつきますよね。

これから書くのは、不本意ながらもマルチ商法のセミナー会場に行ってしまった体験談です。

セミナーイメージ

六本木の超有名企業だらけのビルの高層階に本部がある

へーこんなところにあるんだ、やっぱり儲かるのね（上位親だけ）と思いつつ、

巨大エレベーターを降りてエントランスへ。

受付につくまで続く、額に入った顔写真・顔写真・顔写真…。

額には「millionaire（ミリオネア）」のキャプションがデカデカと入っています。

私「わー悪趣味ですねえ〜」と本音が漏れてしまいました。

しかし誘った方は「すごいでしょう！」って本気で言ってました。

いやすごいよ、洗脳がね…（心の声）。

ミーティングスペースで３人に囲まれ勧誘される

エントランスを抜けるとミーティングスペースがあって、丸テーブルがゆったり距離をおいて配置されています。眺めもいい。

そこで打ち合わせ風のことが始まりました。

ある程度進んだところで、私を誘った方の知り合い２人が合流してきました。

３対１になったところで、勧誘が始まりました。

マシンガントークで反論もかわされる

 「ここで人生が変わった！会社をたたもうかと思っていたけど、このサプリのおかげて

今は悠々自適ですよ」「自分が使ってみて本当にいいものだけしか勧めないよ」

「この値段でこんなに効果が出て。ほら私、いくつに見える？55なのよ」（いや見えますって…）、「とにかく少し頑張れば、不労収入で暮らしていけるし、やり方はみんな出し惜しみしないのよ」など、出るわ出るわ営業トーク。

私が「でも上の方にいる人だけが儲かる仕組みでしょう」と言うとすかさず

こんなトークが。

あそこにいる人は、あなたみたいに反論していたけど、今は大阪のトップよ。

ちょうど、セミナーが始まる時間だから会議室にはいって話を聞いて！

すごくよくわかるわよ〜！と言いながら、会議室に連れて行かれました。

セミナーの内容ははっきり言って小学生の発表レベル

この仕事をする上で大切なのは、「健康」「運動」「食事」！

パワポで作った発表資料にはそんなことが書いてありました。

周りの参加者は熱心にメモを取っていました。（取る必要ある？こんなの）

正直笑いをこらえるのが精一杯で、途中で予定があるからと退席させてもらいました。

セミナー参加者は30代〜40代の主婦層多め

帰る時、エレベーターの中で一緒になった30代前半くらいの女性２人の会話が聞こえてきました。

「ほんと勉強になったねー！あと２万円、頑張ろうね！」

…ってあなたたち今退会して、何が入っているかわからないクソ高いサプリの在庫を持たないようにしたら？と思いますよ。普通はね。

でもそう思わせないように、上の人がアドバイスしたり、声かけしたりと

とにかく優しく接するんですね。

憧れの生活をしている人に声をかけてもらい、「私も一緒だったよ、でも大丈夫」

なーんて言われると頑張りたくなっちゃうんでしょうね。

親は子が在庫を持ってくれることで収入になるんですから、子がサプリを売れなくても知ったこっちゃないですよ。本当はね…。

有名なグループサウンズのメンバーが現れる

ほんとに有名。ヒット曲多数。の60代です。

幹部なんですって。自分のファンに買わせて儲けているそう。

セミナーが満員だったのは、この人が来ると、ファンが全国から集まって来るから。

いや〜私の好きなミュージシャンがそんなことやってたら幻滅なんですけど、

この人のファンは一緒に写真を撮ってもらったり、サインをもらったりしていました。

 

勧誘を体験してみて思ったこと

こんなのに引っかかるわけないよーと思っていても相手の方が上手。

お金の不安があって、あまり周りに相談できる人がいないと、突然現れて親身になって話を聞いてくれる人を信じがちのようです。

新興宗教（問題あるところ）と、マルチ商法（ネットワークビジネス）は似ている。

興味がない私みたいな者にとっては、バカバカしいけど大真面目にやっている人をみるのは、エンタメとして楽しく、大人の社会科見学をした気分でした。

こんな世界に入ってしまう人がいまだにいるなんて不思議で仕方がない…。

もし親族がこんなの始めたら困るわ…。

ではまた。読んでくれてありがとう。

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